「貯金はするな」

「お金のはなし」

貯金がしたいのに貯金はするなとは、ずいぶん傲慢な言い方をしましたが、正確には「貯金よりすべきことがある」ということです。
どうしてかというと、定期性預貯金の現在の金利は「0.002%」です。預け入れたお金を今の金利で倍にしようとすると、36,000年かかります(この星があるかどうかもわかりませんね。。)。
このように、預貯金の金利では資産を殖やす事ができないばかりか、コロナ禍において政府が様々な給付金でお金をばらまいているので、お金の流通量が増え、お金の価値が下がると同時に、物価が上がると言われているからです。
20年以上の実績がある金融のプロである私がお伝えしたいことは、この超超低金利の時代に貯金をすることは、メリットがないばかりか、インフレによりお金の価値自体が下がってしまうので、「投資信託」をしましょうということです。

インフレは既にはじまっていた!!

数年前より食料品をはじめとする生活用品を買うと、「あれ?値段は変わってないけど、量が少なくなってる」と感じたことはありませんか?
それがまさにインフレの影響なのです。
インフレの影響が出ているのは、日本だけじゃなく、世界中で起きていることなので、原材料費が上がっています。輸入に頼らざるを得ない日本は、景気が悪いため、価格を上げると売れなくなってしまうので、質を下げたり量を少なくしているのです。
それに加えて、コロナの影響でお金を刷りまくっているので、お金の価値が下がり、インフレが加速するのです。
インフレで物価が上がっても、所得が上がっていれば、経済が活性化し景気がよくなるので問題ないのですが。。

一歩踏み出すのが面倒だ。。

このように思う人がほとんどだと思います。
実際に私がお客様に向けて有意義な提案をしようとしても、それまで流暢に話していた方も、明らかに「面倒くさ。。」と思考停止状態になる方がほとんどです。
私の話し方が至らないところもあるかもしれませんが、「投資」と聞いただけでアレルギー反応を起こしたかのようになってしまいます。
その背景には、「面倒くさい」だけではなく、投資が「損をする」「ギャンブル」だと考えているからだと思います。
確かに、今まで考えもしなかった事へ踏み出したり、何か手続きしたりするのは面倒だし、損をするのが嫌なのはよくわかります。
しかし、貯金することが損だとしたら、どう考えますか?

貯金がしたい、貯金ができないと考えている方は、「今すぐ」投資信託をはじめるべきです

ここ数年で投資信託を始めた人が急増していますので、やらなかった人は間違いなく取り残されてしまいます。

なぜ投資信託なのか?

確かに、資産を殖やす方法は他にもあり、投資信託よりも株やFX、暗号資産などへの運用のほうが資産を大きく殖やす可能性はあります。
しかし、大きくリターンを目指すと、同時に大きくリスクを伴うことになります。
そして、金融市場は常に上がり下がりしており、買ったり売ったりする判断が、金融のプロである機関投資家などでも予測することがとても難しいのです。
しかし、投資信託のいいところは、株や債券、REITなどの詰め合わせパックになっており、複数の資産に投資することで、単体での資産に投資するよりも、リスクを低減し、損失を抑えることが期待できます。これを「資産分散投資」といいます。
しかし、投資信託で資産分散投資をしても損をすることはあります。
それは、損をした時に売却してしまった場合です。
先程も言いましたが、金融市場は常に上がり下がりしています。過去にあったリーマンショックやコロナショックのように大きく下落した場面で売却してしまった場合は必ず損をします。
しかし、世界経済は常に成長し続けているので、大きく下落するような場面でも、我慢して保有した場合、長期的に見れば、下がった反動で上がり、損失がなくなるどころか、資産を殖やせることが、過去のデータが証明しています。
このように、短期間の保有ではリターンとリスクの振れ幅が大きくなりますが、長期に保有することで、振れ幅が小さくなり、マイナスリターンの発生率が下がります。これを「長期投資」といいます。

以上の理由から、「資産分散投資」「長期投資」によりリスク分散ができる、投資信託をするべき!なんです!!

始めるべき投資信託はコレ一択です

それは『つみたてNISA』とういう制度を利用した投資信託です。
詳しい内容は別の記事で説明しますが、『つみたてNISA』とは、長期・積立・分散投資を国が支援する非課税制度です。
通常、運用益である配当金には20.315%の税金が源泉徴収されてしまいますが、『つみたてNISA』で得た配当金は非課税となりますので、これを利用しない手はありません。
2024年に制度改正により新NISAとなりますが、2023年までに『つみたてNISA』を始めると、最長20年間の非課税制度を利用した投資が可能になり、年間トータルで40万円(毎月MAX33,333円)まで積立投資することができます。
『つみたてNISA』は、「資産分散投資」「長期投資」に加えて、「時間分散投資」という、毎月一定額を積立投資をすることで基準価額が高いときには少ない口数を、基準価額が低いときには多く口数を買い付けることができ、価格の急騰や急落の影響を和らげ、安定した運用が期待できるメリットもあります。

過去の実績なので、今後同じ実績がでるわけではありませんが・・・
月々3万円ずつコツコツ20年間積立てた場合、元本は合計で720万円になりますが、2000年4月〜2020年3月末まで、日本株式に積立投資した結果、約1,051万円になったという結果がでています。
その間、リーマンショックや、世界同時株安などを経ても、約331万円プラスになったのです。

「資産分散投資」「長期投資」「時間分散投資」という投資の安定性を高めるメリットや、過去の実績から預貯金の代わりに『つみたてNISA』で資産運用してみましょう!

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